クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

バックパックに荷物を詰めて

6月は梅雨空の上に昨今は忙しい。忙しいと逃亡したくなり、逃亡に必要な道具をバックパックに詰めたくなる。

この「バックパック」は英語で、わが父の世代は登山用のパックをドイツ語でザックと呼ぶ。石井スポーツでは「ザック、ざっくり選んでませんか?」という親父ギャグ的な広告を出すくらいで、少し上の年代では一般的な呼び方となっている。

ただ、ザックは本来「袋」の意味らしいので、本場では通用しないようだ。リュックサックの方がまだ通じるらしい。

私の場合、バックパックの方がしっくりくる。こちらは英語。

バックパッカーと日本語で言うと貧乏旅行者を指すが、本来はトレッキングをする人を指す。アメリカのトレイルは日本に比べて広いので、バカでかいバックパックにマットを外付けにしても草木に当たらない。マットやらシェラカップを外付けにしてガラガラ歩く方に私も憧れた。

バカでかバックパックにテント、食料、寝袋を詰めて何日も歩く。疲れたら休んで、湯を沸かしてコーヒーを飲んで。

そうそう、事務所でパソコンを叩きながら飲むコーヒーではないのだ。

真のバックパッカーになるにはまずは時間が必要。

その時間をまずは確保せねば。早く来い来い夏休み。