登山をメインにした山旅と観光も兼ねた山・街旅ではおのずと持ち物が変わってくる。去年はカナダ・キャンモアとバンフに行き、今年は北海道をわりと長期で旅行したが、これは後者に該当する。
この時に最も活躍したのはモンベル・バーサライト・パック15だった。
基本の移動は60Lくらいのバッグで、登山や街ブラはパーサライトという具合だ。カナダではパタゴニア・ブラックホールダッフルを使い、北海道ではグレゴリー・トリコニを使った。
宿→宿や宿→テントは大型のパックを使い、そこから個別の登山や街ブラはバーサライト パックを使うという形態にした。
さて、バーサライトの使い勝手について書いていきたい。
①わりと頑丈なんだな
バーサライトはバリスティックナイロンというモンベル独自の生地が使われている。ペラペラなので、岩や枝に引っ掛けると破れそうで心配だったが、今のところガンガン使って破れていない。
特に今回の北海道では礼文島で藪漕ぎみたいな真似もしたけど大丈夫だった。表面はツルツルしていて、防水スプレーを付けておけばわりと水をはじく。ただ、防水ではないので私は防水バッグと組み合わせて使用した。
バーサライトは笹に付いた水滴でびちゃびちゃになったけど、生地は水を吸わないので、後で干せばすぐに乾いた。
沢登りや岩登りなどで、岩に擦り付けるなどしなければ、まあ破れないのかも。
試したわけではないし、いざ出先で破れたら大変なのでやらないけど。これから使い続けるのが最大の耐久実験となるだろう。
②チェストベルトで過重分散
地味だけど必要と感じたのはチェストベルト。
大きさは15Lで、パンパンに詰めてもさほど重量はないながらも、ずっと背負っていると肩が少々痛い。それがチェストベルトをすると、胸に重量が分散されるのでましになる。
不思議とベルトがあるとないでは大きな違いなのだ。
たまにウェストベルトのある小型バックパックもあるけど、わずか15Lならいらない。ウェストベルトが使わない時にぶらぶらしてかえって邪魔かもしれないので、チェストのみなのはグッドチョイス。
③収納サイズは・・・
使用しない時は雨蓋部分に本体を収納できる。サイズは拳より少し大きいくらいか。
最近、夏の縦走でも冬山テント泊でもパタゴニアのアセンジョニスト45を使っていて、パッキングに神経質な時は使わないかな。
小型バックパックでも、以前使っていた(いつのまにか行方不明に)SEA TO SUMMIT のデイパックはマグカップに入るサイズだったのでよく持ち歩いたけど、バーサライトはちょっと躊躇する。
旅の行程でバーサライトだけを使った登山がある時だけ持って行っている。
総括すると、これ一つで登山をする時にはなかなか使える。もうちょい収納サイズが小さければ…というのは贅沢か。
いずれにしても私が最近買ったモンベル製品ではわりとヒット作だった。