クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

「不惑」となって思うこと

1年前に「不惑」について書いたが、過日ついに「その日」が来てしまった。

相方に「感想は?」と訊かれたが、1日で40歳になったわけではないので特にない。持病はずっとあるし、健康診断で検査項目が増える度にポツポツと指摘項目が出てくるものの、身体に特段の不調もない。

私の場合、区切りの年は前年に強く意識して、当年はあまり意識のないまま通り過ぎていくということが多いようだ。

昔、自分がイメージした不惑はもっと「年寄り」だった気がする。

南海の門田博光が「不惑のホームラン王」と呼ばれた時代、40歳ともなれば腹が出て、動きも鈍くなる。特に瞬足は若手の分野であり、ベテランは経験で勝負というイメージだった。

それが、最近ではスポーツもビジネスでも40歳は「まだまだ」の年となっている。

阪神金本知憲は40歳で自己ベストを更新したし(さっきから野球の話ばかり)、今も40歳以上の一流選手が6名もいる。「キングカズ」はいつまで現役だろう。

イチローが「40歳となって自分の年齢を意識することはあるか?」と訊かれ、「走るのは20歳の時より速くなっている」と少しムキになって答えていたのも、なんとなく勇気づけられる。

 

私も中距離以上を走るのなら20歳の時より今の方が速い。20代にも負けないつもりではいる。勉強することは次々出てくるし、頭の方は進化しなくてはならない。

「人生まだまだこれからだなあ」としみじみと感じる「不惑」となっている。

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