クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

2019-06-01から1ヶ月間の記事一覧

登山・ラーメン考

会社の後輩がときどき「あー、ラーメン食べたいなぁ」と呟く。彼のおすすめは東京八重洲地下にある海老風味ラーメンの店で、ちょいちょい行っているようだ。私は美味しいインドカレーくらいなら付き合うのだが、ラーメンに700円以上かけるのには食指が動かな…

チャーハン道

ここのところチャーハンに凝っている。 チャーハンに凝りだしたのはもともと中華鍋を買ったからだ。 2017年の『岳人』で「ベースキャンプを楽しむ」という特集があり、「重さを気にしなければ中華鍋があればよい」という記述があった。その横には焚き火でチ…

LA SPORTIVA BUSHIDO2

6月に入ってすっかり梅雨となった。ここ数年は4月、5月は忙しく、その狂騒が収まると梅雨で外出も出来ずという悔しい思いをしている。梅雨の「梅」の字をりっしんべんにしたいくらいだ。 今年もいつの間にか梅雨入りして、ザーザー週末の度に降る雨を見てい…

‘90アメリカ滞在記・7歳の見た異国ー帰国

意外と長々書いてしまったアメリカ滞在記だが、今回で最後にしたい。 フロリダで休日を満喫した私たちはケンタッキーに戻るとクリスマスを堪能した。なんだか遊んでばかりである。 アメリカでは、イースターには卵にペイントし、ハロウィンにはジャコランタ…

'90アメリカ滞在記・7歳の見た異国ー南の楽園

アメリカ滞在中の真打ちは何と言ってもフロリダである。西・北・東と書いてきて、南を残していたのはここを書くためだ。 フロリダに行ったのは1990年も末、クリスマスの頃。とにかく向こうでは遊びまくっていたわけだが、滞在期間も最後にぱーっと遊ぼうとい…

'90アメリカ滞在記・7歳の見た異国ー日本とは

「どこから来たの?中国?日本?」 「日本です」 「へー!船で来たの?」 これはアメリカに行った当初、母親が英会話教室で言われた言葉である。母親曰く「ちょっとした偏見を感じた」そうな。 そらそうだ。咸臨丸じゃあるまし。 当時アメリカの子ども達に人…

‘90アメリカ滞在記・7歳の見た異国ー国旗って何?

アメリカの学校では毎日国歌斉唱があった。日本の入学式みたいなご大層なものではなく、1日の始まりのチャイム代わりに左胸に手を当てて国歌を歌うだけで、まあ朝礼代わりみたいなものだ。そして歌が終わると「合衆国に忠誠を誓います」というようなことをみ…

'90アメリカ滞在記・7歳の見た異国ー自由の国

7歳は日本では小学校1年生にあたる。日本の小学生は毎朝、上級生に引き連れられてぞろぞろと通学する。帰る時はどうするのだろう。私の時は帰る時は自由だった。 私が日本に戻ってきてから通った小学校では夏は白いハット、冬は男子のみ黒のツバ付制帽だっ…

'90アメリカ滞在記・7歳の見た異国ーワシントンD.C.

この文章はすべて記憶任せなので時系列も事実関係もどの程度正しいかわからない。何せ7歳だし、7歳が書いたと思って読んでほしい。 西・北と来たので今度は東に行ってみたい。東はワシントンD.C.まで行った。飛行機に乗ったのだろうか、車で行ったのだろう…

'90アメリカ滞在記・7歳の見た異国ーナイアガラへ

前回、西部に行った話を書いた。我が家は10か月の間に実は東西南北かなりの場所に行っていて、北は五大湖のナイアガラが最北となる。今度は北へと向かってみたい。 五大湖へは自宅から車で向かった。ケンタッキー州から北上すると、オハイオ州に入る。 「オ…

'90アメリカ滞在記・7歳の見た異国ー西部へ行く

アメリカを含む欧米の学校は概ね6月から8月は夏休みとなる。4月に入学した私はたった2か月で長期休みに入ってしまった。月曜から金曜はアメリカの学校で、土曜日は日本人学校に行っていたので、3か月まるまるの休みというわけではなかったが、それでも…

‘90アメリカ滞在記・7歳の見た異国ーアメリカに住む

私たちが住んだのはケンタッキー州レキシントンという街だ。 住まいは学校裏の閑静なアパートで、アパートであったものの、玄関へ続く石段は各家で別れており、中も二階建てで、極めて一軒家に近かった。 玄関をくぐると廊下があり、右手にダイニングキッチ…

'90アメリカ滞在記・7歳の見た異国ー出発

「昔、少しだけアメリカにいたんだ」 何かの話題にそう話すと、「へー!」と感心される。 「たった10か月だけどね」 「英語しゃべれるの?」 「当時7歳とかだから戻ってきたら全然」 これで少し英語がしゃべれたらカッコがつくのだが、英語は嫌いではない程…

秩父主稜縦走物語-続

鴨沢の雲取山登山口に着いたのは7時過ぎ。気品がないとか言ってごめんなさい、オジサンのおかげで早く着きました。 とにかく「登山」というタグを付けておきながらまだ登山は始まってない。 奥多摩湖から林道を少し歩いて登山道に入る。一旦登山道からまた林…