クモノカタチ

山から街から、雲のように思いつくままを綴ります

気になる三百名山ランキング

昨日、三百名山について書いていて気付いたのが、三百名山ってほとんど知らないということと、案外日本の山でも知らない方が多いということだ。 以前、霞沢岳に登った時に登山道のか細さと頂上に標識の小ささに驚いたことがある。霞沢岳は深田久弥がギリギリ…

二百名山、一体いくつ登った?

今年はどの山に行こうかなと考えていて、ふと百名山を数えてみたら57個だった。 特にコンプリートを目標にしていないので、いつの間にかよく行ったなあという感じがする。このところ年に1つか2つずつ追加していて、昨年は夏に笠ヶ岳と阿寒岳、冬に霧島山に…

今年も今年も梅酒を漬ける

ヤマモモ酒を漬けた翌日は今年の梅酒造り。 もう3年連続なのでコツも何もないのだけど、洗ってヘタを取って氷砂糖と重ねる。今回はトリスウイスキー。 さて、2年前に漬けた熟年用はこれから3年目に突入。 チョーヤでも3年物というのが出てるし、とりあえ…

ヤマモモを採る、食べる、漬ける

またしても休日は遠出せずに街中のネタ。 土曜日、市内の図書館へ行くのにぶらぶらしていたら、公園でなにやら赤い実を発見。相方が「これ食べられるやつだ」と言うのでよく見てみるとヤマモモである。 早速熟れてそうなのを採って食べてみると、わりと甘い…

雨の季節にレインウェアを着て

雨の季節、梅雨が近づいている。 大学時代の終わりにアメリカのポートランドという街に行った。この街は全米で一番雨の日数が多いのだという。その謳い文句にたがわず、行ったら連日しとしと雨が降っていたが、驚いたのが傘をさしている人がほとんどいないこ…

どんな年の取り方がいいか

今私が住んでいるのは内階段付き1LDKの賃貸住宅で庭はない。 ところが周囲には庭付き一戸建、中には畑ありといういわゆる旧家が多い。畑はトラクターを使って耕作している本格派もある。 昔から土地に縛られる生き方に憧れはなかった。ただ、年を取って何か…

そろそろ梅の季節

近所の八百屋さんやスーパーで梅が出てくるようになってきた。 スーパーでは抜け目なく、梅を発売する前から梅酒用の瓶とホワイトリカー、氷砂糖のコーナーを作っており、「梅が出ましたらぜひ」とばかりに待ち構えていて、いよいよ真打の梅登場である。 わ…

ココロとカラダ、そのバランス

最近、身体のどこかが不調というわけではないけど、休日はぐったりしている。 「ココロとカラダ、にんげんのぜんぶ」はオリンパスのコピーだが、ココロの方が疲れていて、どこも悪くないカラダに不調が及んでいるような気がする。 しかし、困るのが物理的に…

那須雪崩事故の判決について思うこと

先週、那須で起きた雪崩事故の判決があった。 予め断っておくと、私は事故にかかわっているわけでも詳細を調べたわけでもなく、あくまで簡単な報道レベルのことしか知らない。 ただ、ちょっとした違和感を感じたので書いておく。 雪崩を予見できるかという点…

諦めて楽になること

将棋名人戦は藤井名人の連覇となった。 現代の天才という意味で、日本では大谷翔平とともにしょっちゅう取り上げられ、モンテッソーリ教育も一時話題になった。 しかし、世の多くの親が忘れてないかなと思うのは、こういった「天才」たちもいろいろ諦めてい…

努力が肝心か、諦めが肝心か

最近、自分に残された可能性について考えることがある。 不惑となった今から弁護士や医師になれる可能性は低い。オリンピックで金メダルを獲るのは、よほど私のための競技でも新設されないと無理。 しかし、ガイド付でエベレストに登るのならできるかもしれ…

バックパックに荷物を詰めて

6月は梅雨空の上に昨今は忙しい。忙しいと逃亡したくなり、逃亡に必要な道具をバックパックに詰めたくなる。 この「バックパック」は英語で、わが父の世代は登山用のパックをドイツ語でザックと呼ぶ。石井スポーツでは「ザック、ざっくり選んでませんか?」…

そろそろ梅雨の楽しみ方

そろそろ梅雨時という時期になってきた。 過去の写真を振り返ると6月の写真が極端に少ない。最近は4月から6月が忙しいのもあるけれど、その前から少ないのはやはり雨の中を出かける気がしないからだろう。 梅雨時に何をしているかと言えば、まずは読書と…

努力しない時間

仕事に疲れたので、週末はボンヤリと過ごした。具体的にはジョギングして本を読むだけ。 こういう時は仕事と関係ないことを考えようと図書館で『忍者の歴史』という本を借りてきた。面白いかと思ったら、文献に登場する忍者の話の寄せ集めでそれほど興味が湧…

山は山が教えてくれる。仕事は?

ここのところ、仕事の指導をどこまでやるかに迷うことが多い。 手取り足取り教える先輩もいるし、自分で学べという先輩もいる。私は自分で学べ派だし、いちいち教わるのも好きではない。 そもそもすべてを指示されるのが嫌いなのだ。 ラインホルト・メスナー…

6月の写真集

もうすぐ梅雨。 「懐かしいもの」というお題を見て「6月ってあまり出かけていないなあ」と思い、過去の写真を見直してみた。梅雨時は天候が安定しなくて山に出かけないせいか、やはり少ない。 それでも「懐かしい」写真がいくつかあったので掲載します。 鎌…

山ヤあるあるの世界②~カロリーがほしい

昨日、「山ヤあるあるの世界」を挙げたけど、なんとなく当たり前というか、普通過ぎる内容でつまらないので続編を書いてみた。 ④何でもないところで窮地に陥る よくあるのが吹き溜まりの雪にハマって抜けないとか。最初はヘラヘラ笑っているわけだが、「あれ…

山ヤあるあるの世界

相方がゲキ『元祖女子山マンガ でこぼこてっぺん』を買った。 今でも登山雑誌の老舗『山と渓谷』に連載されている10コマほどのマンガの単行本で、私が面白いと言ったらすぐにネットで見つけて買っていた。もう廃盤になっているらしく中古本でほぼ新品と同じ…

桑の実でジャムを作る

先週、野川沿いに散歩に出かけたら桑の実が成っていた。 まだ熟していなかったけど、去年食べて美味しかったことを思い出して、今週末も行ってみたら、見事に熟している実が出ている。相方と時間を忘れて夢中で採って、意気揚々と帰った。 桑の木はかつては…

自力の登山の楽しさ

先日は小淵沢駅から八ヶ岳・権現岳に登った。 なんとなく、駅から登山というのはいい。バスと何が違うかと言うと難しいけど、「自力」で登った感じがする。バスと列車で何が違うかと言えば、バスには登山者のための路線があったりする。それに乗ると登山口ま…

ラジオの時間

十数年前の『山と渓谷』に白籏史郎さんのコラムがあって非常に面白かった。 「山でラジオを流して歩いている人がいますがどう思いますか?」 との質問に対しては 「山では川のせせらぎや鳥のさえずりを聞くべきであり、ラジオや音楽のような人工音を流すなど…

山梨・丸政の駅弁シリーズ

先日、八ヶ岳に行った帰りに駅弁を買って帰った。 下山したのが小淵沢駅で、小淵沢と言えば丸政の駅弁。私はワインハンバーグと牛めしの組合せをチョイス。 相方は信州名物の山賊焼き。 今回はガッツリ食べたかったみたい。去年、飯盛山に行った時は相方がワ…

山道具の衝動買いと人との出会い

八ヶ岳に行った翌週の日曜日も仕事。 山で落としたストレスも再び蓄積されてきて、うずうずしてきた。この「うずうず」が過去にいろいろな衝動買いをもたらしている。 典型的なのがこのTHE NORTH FACEのハードシェルジャケットで、今から11年前に残雪期くら…

残雪期の山装備について

先日の八ヶ岳登山はほとんど初夏と言えるものだった。 権現岳は2800mという標高ながら、日中は暑くてシャツ1枚で登れただろう。ただし、この時期の山はいつもそんな装備で行けない。 一応、残雪期の山装備について検討事項を書いておこう。 ①レインウェアか…

八ヶ岳・権現岳でほとんど初夏の登山④~日の出と温泉と駅弁と

なんだかんだ一度山に行くと書き続けてしまう。 終わってみればどれもいい山行となっていくからだろうか。 登山2日目は4時前に起床。バタバタ準備して4時20分くらいに出発。 頂上で日の出と考えていたのだが、5月の日の出は意外と早くて結局間に合わなか…

八ヶ岳・権現岳でほとんど初夏の登山③~富士山とテント

てなわけで観音平から登山道に入るわけなのだが、ここから特段書くことはない。 雪もほとんど消えていて、日差しも強く、ほとんど初夏の登山なのだ。そういうわけなので、普通の夏山登山と考えてもらって問題ない。 今回は、どうせならということで編笠山経…

八ヶ岳・権現岳でほとんど初夏の登山②~八ヶ岳と牧草と

①の続き。 というか今回の登山については何も書いてなかった。どうせならあまり誰も書かない小淵沢駅から登山口観音平までについて書きつけておこう。 小淵沢駅は出入口が南側にしかない。八ヶ岳は北にあるので、まずは舗装路をぐるりと回って線路を越え、真…

八ヶ岳・権現岳でほとんど初夏の登山①

連休真っ只中の5月4日みどりの日。思い付きで八ヶ岳へ向かった。 今回は久しぶりのテント泊登山だし、トレーニングも兼ねてそこそこ歩きたいということで、小淵沢駅から徒歩アプローチで権現岳に行くこととした。 2021年の9月にも行っているので2年ぶりとな…

過去のゴールデンウィーク写真

今年のゴールデンウィークも仕事してて悔しいので過去の写真を掲載。 金峰山に登った時の富士山。 これを見て韓国人の仲間が言った言葉が 「"松竹"って感じですね」 ってよく知っているな!

いい旅を!いい山を!

仕事からの帰りの電車の中、いつものように本を読んでいると、隣の女性が熱心にスマートフォンを操作していた。ちょうど私の持つ本の高さと彼女が操作する画面が近いので一瞬、画面に映る"ANA"もロゴが見えた。 「そうか旅行に行くんだな」 私も先日、夏の飛…